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2003の投稿を表示しています

Template Metaprogramming For Dummies

テンプレートメタプログラミングと呼ばれるテクニックがC++のコードに意識的に用いられ始めたのは1995年頃にまで遡るらしい(C++ による科学計算のためのライブラリ Blitz++ を作った T. Veldhuizenの記事 )。Alexander StepanovがテンプレートをANSI/ISOのC++委員会に提案したのがそれを遡ること2年前、1993年である。科学計算の分野で最も高速に動作するプログラムを構成するにはC言語ではなくFortranが最適であるという周知の事実に対し、C++言語でテンプレートを積極的に用いて、Fortranによる場合と同水準のパフォーマンスと、より見通しの利くオブジェクト指向を採用したプログラム構造とを両立させようという試みのもとに、このテクニックは開発されてきた。広く一般の認知を受けたのは、2001年のAndrei Alexandrescuによる著作 Modern C++ Design によってである。以来、 Modern C++ Design で解説されたジェネリックプログラミングとテンプレートメタプログラミングのテクニックを収めたライブラリ Loki 、 Boost ライブラリに収められているテンプレートメタプログラミングのためのフレームワーク MPL を通じて、その利用は徐々に広がりつつある。

IN SOVIET RUSSIA DICE VERSION 0.8 RELEASES YOU!

やれやれやっとDICE 0.8の配布にこぎ着けることが出来て感慨深い。というくらいリリースが難航して結果約2か月も予定より遅れることになってしまった。その代わりと言っては何だが新しくWebサーバ機能も入り、かつ安定性も大幅に向上している(特にWindows XP/Windows Server 2003上)。「IRC/HTTP/opennapハイブリッドサーバ for MS Windows 2000/XP/2003」なんていかにも危なっかしい形容なのでIISのように簡潔な名称にしたいところではある。そこで私自身忘れていたのは、実はDICEという名前がその役目を果たすべきものであるにもかかわらず、未だに何故DICEという名前なのかどこにも由来を書いていないということである。今回も書かないのだけれども代わりにDICEに関する今後の方向性を示唆する物として IFIRCでのインタビュー を参照されたい(これも微妙に古くなってしまったが)。

DICE version 0.6 配布

Devastation やってみた。一応最後まで行ったけれどもとんでもない駄作だった。Unreal Tournamentのエンジンを使ってるのはいいとして、画面の雰囲気が何となくHalf Lifeを思わせる荒さで汚く、ボットの動作もぎこちない。シナリオは無理矢理UTのTeam Matchをやらせるためにでっちあげた(特にReGen、これこそご都合主義の権化である)と言っても過言ではない代物だ。「HOTEL れしゃお貴族」のような壊れた日本語ネタには尽きないゲームではあるが本当にそれだけだった。おまけに久しくFPSで酔ったことはなかったのに(移動しな がらcrosshairsを標的あるいは消失点に固定し続けることが出来るようになればFPSでは酔わない)、何故かこのゲームに限って酔ったので最悪で ある。文字通り「むかつく」ゲーム体験となってしまった。今年はもうしばらくゲームをやらないと思う。 ところで、DICEバージョン0.22 - 0.5にはアセンブリによる中途半端な最適化によりPentium3で動作がおかしくなるバグがあったので、そのバージョンで正常に動作しなかった場合は今回の0.6を試して頂きたい。

DICE version 0.22 配布

DICEバージョン0.22配布開始。メンテナンスリリースで特筆すべきことは何もない。尚、DICE上での利用に問題があるIRCクライアント用スクリプトがある場合、 ここ にDICEから削除されているIRCコマンドのリストがあるので自力で スクリプトの方を 修正して頂きたい。それらのコマンドは、主にセキュリティ上の理由からDICEでは意図的に省かれているものである。 さて Unreal II である。3日かかってクリアできた。解像度は1280 * 1024 * 32bitを使用した。最初は1024 * 768に設定したが明らかに汚かったので既にこの解像度はゲーム向きではないらしい。GF4Ti以上のVGA + 2Ghz以上のCPUで満足にプレイできると思われる。(Doom IIIだとこれでは足らないらしいが)

DICE version 0.212 配布

あけましておめでとうございます。 去年末からC#で.NETフレームワーク用のプログラムを書いている。開発環境のサポートが充実している点を割り引いても、まるでかつてPerlでスクリプトを書いたときに味わったような爽快感を再び味わうことができた。 年末の総括を忘れていたので今数えてみたところ2002年は8回このページを更新できたのでなかなか悪くない結果である。今年は6回と予想しておく。 一昨日DICE v. 0.21を公開したが問題が発覚したので0.211に差し替え。 さらに昨日公開したDICE v. 0.211にも微妙な問題が発覚したので0.212に差し替え。