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はてなWebサービスAPIを用いたPerl/Ruby Webアプリケーション2題

Webサービスというものが新しい技術として流行ったのは2001年頃だった。そこで語られていたビジョンというのは、WSDLで定義したWebサービスAPIをUDDIに登録し、それらがSOAPで通信しながらWeb上に広がるアプリケーションを構成するというようなものである。MS Windows的に言うと、レジストリに登録されたCOMコンポーネントのインターフェイス発見/呼び出しメカニズムのインターネット版ということにな る。ただし、Windowsの場合は、DCOMやCOM+といった、Windowsシステム同士のネットワークやWindowsシステム内部を一貫した分散オブジェクトRPCの文脈でとらえる仕組みを経て、一度レガシーを整理し、.NETに至る。このシステムをビルディングブロックとして利用することが宣伝されたHailstormというマイクロソフト提供のプラットフォームは、個人向けWebサービスをUDDI経由で提供するという触れ込みだった。その後Hailstormは、シングルサインオン認証をめぐる覇権争いに巻き込まれた挙げ句、開放された世界での商業的キーワードとしては消滅してしまった。他方、同時期にローンチして以来、コントロールされた閉鎖環境で運営されてきているシングルサインオンの理想型が、有料サービスXbox Liveとして存続している。